今年の1枚・イヤータロット VS イヤーリーディング

来年がどんな年か気軽に知りたい時に人気! イヤータロット

イヤーリーディングはよくききますが、イヤータロットというものもあるのだそうです。
このイヤータロット、はじき出し方は何通りかあるようなのですが、

☆自分の生まれた月・日・占いたい年の西暦4桁の数字をたす。
★22以下になるまで、数をバラバラに分解して加えていく。
☆出た数字と同じ数の大アルカナがその年のイヤー・カード。
(ただし、0の愚者は22とする)

という感じです。
運命数を出したりする時は西暦もバラバラにして加えていきますが、こちらの算出方法ではまずそのまま足してからバラすようです。

たとえば7月18日生まれの方が2023年のイヤー・タロットを調べるとすると…

7+18+2023=2048

となり、これをバラバラにして

2+0+4+8=14

つまり大アルカナの14番め「節制」がイヤー・タロットとなります。

これがこの年のテーマということですね。
節制は絵柄の通り混ぜ合わせるカードですから、応用力、発想の転換などがキーになりそう。
これまでの知識に何か新しいものをプラスして、柔軟にいきましょう、という年です。
業界の人の話では、ウエイト版とマルセイユ版で順番の違うカード(力と正義)があるから、どっちで見るべきなのかというツッコミもあるとのことですが、ご自身がいつも使っているカードでよいのではないでしょうか。
ふだん鑑定をされている方は、ぜひお客さまにイヤータロットを教えてさしあげてください。
来年のテーマはこんな感じですよ、ということで、次回の鑑定の時に何か気づきがあったかどうかきいてみましょう。
ちなみに忘年会の席でも、このイヤータロット非常に盛り上がるそうです。
楽しい席でイヤーカードが13(死)*です、となった時には、人によって落ち込むこともありそうですが、飛躍のために手放しが必要なのだ、ということで納得してもらいましょう。

* 一般的には大アルカナ13番のカードは「死神」と認知されているが、正式には「死」という表記がなされる。
実際タロットカードの表記も「DEATH」とある。
なおマルセイユ版タロットなどでは、伝統的に不吉であるとされているためかカード名が表記されていないケースも。

鑑定だけでなく勉強会でも人気! イヤーリーディング

一方年末の勉強会でも根強い人気のあるイヤーリーディング。
ホロスコープスプレッドで見る方が多いかもしれませんね。
使用する枚数が多い(13枚)ため、やりたがらない方もいるようですが、各月のテーマを同一空間上で確認できますので、年始だけではなく新しく何かスタートする時におすすめです。
当月(年始なら1月)から12ヶ月後まで円形に並べ、その中央に13枚めを置きます。
この13枚めのカードが総括的なもの、総合テーマを示します。
タロットを使う方が多いですが、オラクルカードを使ってもできます。

最初は解説書などを見ずに、カードをざっとながめてカード名をはじめ共通しているところはないか、色味が似通っていないか、あるいは気になるカードがないかなどを見ていきます。
タロットなら「やたらコートカード(宮廷カード)ばかり出ている」、オラクルカードなら「大天使ばかりが何枚も出ている」というような感じですね。
1枚だけ明らかに毛色の違うカードがある(ポジティブなイメージの中に注意勧告的なカードが1枚だけあるなど)、ある一角だけネガティブなイメージのカードが集中している場合などがあれば、そこをしっかりおさえます。
タロットなら大アルカナが多い少ない、特定の小アルカナスートが多いなどから見ていくとよいでしょう。
気になる部分を書き出してから解説書を見るのがベターだそうです。
まずは直感的に自分が感じたことが大切。
解説書の内容はあくまでも一側面でしかないと心得て、自分が感じたことにプラスするくらいの心積もりでいてください。
次に迎える年が素敵な年になるように、心をこめてカードを展開していきましょう。