※使用カード: Watercolor Tarot Deck
YES-NO判定に便利、といえば…
「エンジェルアンサーオラクルカード」や「ワークユアライトオラクル」のように、YESやNOのカードが含まれているオラクルカードを持っている場合、YES-NOの判定はさほど大変ではないでしょう。
またダウジングを扱えるのであれば、YES-NOは瞬時に出ますよね。
しかしそんなオラクルカードも、ダウジングの心得もない状態で、YESかNOを判定するにはどうしたらよいのでしょう?
そこで登場するのがイエス・ノー・スプレッド。
さまざまな派生形があるので、自分がやれそうなものをチョイスしてみてください。
業界の先輩方が実際にやっておられるパターンをご紹介いたします。
多数決判定バージョン
※使用カード: Weird World Tarot
タロットをシャッフルして5枚引きます。
カードの種類を問わず「正位置」と「逆位置」が何枚含まれていたかでカウントする方法だそうです。
正位置が多い(= 3枚以上出ている): YES
逆位置が多い(= 3枚以上出ている): NO
ただあくまでYESかNOかの判定のみのため、その問題に対する対策やアドバイスがほしいという時には適さないとのこと。
また5枚に限らず、奇数枚展開であればよいので、3枚でもいけそうですね。
また正位置と逆位置がまざっている場合には、多い方の札をとるものの、残りの札を条件として深く読む方もいるそうです。
つまり正位置3枚ならYESではあるけれど、残りの逆位置2枚が条件にあたるという感じです。
2枚引きバージョン
※使用カード: ダヤンのタロットカード
タロットをシャッフルして2枚引きます。
片方がYES、片方がNOとして読み解き、判定する方法です。
初心者さんであれば大アルカナ22枚だけでやってもOKだそうです。
たとえばお目当ての相手をデートに誘うかどうかや、面接にどんな風に向き合えばいいかなど、その時その時で幅広く使うことができます。
面接の洋服の色などの細かい部分にも応用できそうですよね。
YES-NOで判定できる内容であれば、オールマイティに使え、また使う枚数が少ないので練習用にもおすすめ。
特定のカードでYES-NO判定バージョン
※使用カード: パステルカラー ライダーウェイト版タロット・ファンシーエディション
これまでは78枚フルデッキ、もしくは大アルカナ22枚で判定していましたが、このバージョンでは大アルカナ22枚+小アルカナのAのカード4枚+カップの9のカードの計27枚を使います。
カードのよりわけがちょっと面倒かもしれません。
まずはカードを順番に並べます。
浄化やカードに対する敬意・感謝の意味あいがあるといいます。
シャッフルはその後に行います。
ただ私情がはさまらないよう、集中して行うことを忘れずに。
どうしても占う側は、お客さまに対して「問題解決してうまくいってほしい」などと考えてしまいがち。
セルフリーディングであっても「どうかうまくいきますように」と思ってしまう時があるかもしれません。
そういう時には精神を統一し直し、再度シャッフルしましょう。
横一列、馬蹄形などカードを好きな形にして1枚引きます。
何のカードが出たかでYES-NOを判定しますが、どのカードがどれにあたるかは決められています。
【YES判定】
愚者・魔術師・女帝・皇帝・戦車・正義・星・太陽・世界・カップ9
【NO判定】
力・隠者・吊られた男・死(神)・節制・悪魔・塔
【どちらでもない判定】
女教皇・法王・恋人たち・運命の輪・月・審判・A4種類
流派? によって力と節制はYESとして読むものもあるようです。
またAの4枚は時期としてカウント(ワンド: 春・カップ: 夏・ペンタクル: 秋・ソード: 冬)することも。
YESでもNOでもないのでこのくくりになっているのですね。
意味あいとしては、愚者が「思ったように、自由にやっていい」魔術師は「実現に必要なものはもうすべて手にしている」など、ウエイト版由来の一般的な解釈で読んでいくことができます。
みなさんはどれがお好みですか?
まずはささいな質問から練習してみてはいかがでしょう。