占い師オーディション・乗り切るためには~流れを理解しよう~

占い師になるためには、当然のことながらいくつもの関門をくぐり抜けていかなければなりません。
占い会社によっても多少違いますが、実は合格するためには「占いの能力以外の部分」についてもけっこう重要視されていることをご存知でしょうか?
そういった部分についてもまとめてみます。

まずは所定の場所から応募!

まずは占い師になるために、いろいろな占いサイトをごらんになっていらっしゃるかと思いますが、その中に「占い師(鑑定士)募集」という部分があります。
基本的にはそこから申し込みをしていきましょう。
過去記事でも実際の応募例をご紹介しています。

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中には電話でのみ受付、というところや、そもそも占い師を募集しているのかどうなのかよくわからないところもあるかもしれません。
その場合まず「受け付けているのかいないのか」「受付方法はどういうものなのか」をしっかり把握すること。

多くの場合占い師募集のコーナーを見てみると、応募フォームが用意されていたり、メールアドレスこれこれに以下の内容をメールしてください、と説明があったり、何曜日から何曜日のこの時間内に電話をください、というような記載があったりします。

募集のコーナーがないところについては、今は募集していない可能性が高いので、募集をかかげているところのみピックアップしていきましょう。

応募フォームは書類選考と一緒!

次に応募フォームやメールで必要事項を送る場合ですが、これは書類選考のようなものです。
もう選考はここからスタートしていると考えるべき。
履歴書と同じようにとらえるとよいでしょう。
したがってウソの記載をしたり、盛った内容を入れ込んだりするのはNG

一般企業ですと持っていない資格を入れてとりあえず合格しました、などと言っている方がおられるようですが、占い業界は狭いのでほぼ間違いなくウソは見抜かれてしまいます
業界の方の話によりますと、SNSなどで調べたりすることもあるようです。
以前占い師として活動歴があってもなくても、ブログやSNSなどで占い関連の情報を発信している場合は要注意といえるでしょう。

この書類選考ですが、ウソを書かないことはもちろんのこと、なるべく空欄がないようにすることも心がけましょう
占術の部分について、そんなにたくさん種類がない場合でも「○○カードは現在勉強中」などと入れておくことで、今後占術が増える可能性がある、と印象づけることができます

「実績」をきかれたら…

実績についてきかれている場合、基本的には「有料で鑑定した実績」のことを指すようです。
したがって「フリマアプリでメールでの鑑定を2年ばかり行ってきた」というのは金額のやりとりがあるのでOKですが、「友人を無料で10年ほど占ってきた」という場合は実績に含まれませんので、有料で鑑定したことはないけれども、と正直にきちんと添えること(会社によっては有料での鑑定、無料での鑑定、どちらについても記載する欄があるそう)。

また待機時間や待機可能な曜日、時間帯についてもあいまいにしない方がよいようです。
特に本業があり、副業として占い師に応募される場合は「本業があるので平日は平均3時間くらい、土日祝日はほぼ1日待機可能」など、なるべく具体的に記載しておくことを忘れないように。

「占いのサイトに登録」その裏の意味

占い会社に占い師として所属する、ということはその会社の看板を少なからず背負うということです。

自分の会社の人間として恥ずかしくない人か?
会社の名前を負う価値がある人なのか?
ビジネスパートーナーとしてふさわしい人材か?

そういった部分も見られているのです。
一般の会社に入るのと、そこは同じ観点といえるでしょう。
またそれぞれ占い会社にもカラーというようなものがあり、これが違うタイプの人であれば、書類選考で落とされる可能性も考えられます。
一説によると、だいたいここで50~60%くらいが次のステップにすすめるとのこと。
つまり書類でほぼ半分近くが落とされてしまうことになります。
それほど書類選考は重要な位置づけなのだと心得ましょう。

合格の連絡があっても油断大敵!

書類選考に通ると、メールもしくは電話で合否について連絡がきます。
どちらで連絡がくるかは自動返信メールなどに記載がありますので、見落とさないように気をつけましょう。
合格している場合は採用担当者(小さい会社ですと社長さんが兼ねていることもあり)から連絡がありますが、気の利いた会社ですと合格の連絡のメールに、電話するのに都合のよい時間や曜日などを教えてください、と書いてありますので、余裕を持ってスケジューリングをするように。

たかが電話とあなどってはいけません。
形としては電話ですが一次面接と同じです。
したがってよほどのことがない限り、電話する時間や曜日の変更をすべきではありません。

先方もそのために時間をあけてくれているわけですから、応募者側が変更することで、他の予定とまた調整しなくてはならなくなります。
「めんどうな人だな」と思われて評価が下がるリスクがありますので、ここは社会人としてきちんとしていることをアピールするためにも、余裕を持ってスケジュールの組み立てをしなければならないわけです。

一方最初から電話で受付する、という会社の場合は、先の書類選考の応募フォームに出てくるような内容をその電話できかれるケースと、この電話面談を兼ねているケースがあるようです。
電話受付時に履歴書を送るように指示される場合もありますのでご注意ください。

必ずメモをとりながら!

さてこの一次面接的な位置づけになる電話面談についてですが、基本的には先日の書類選考の内容についての確認や、今後の流れについての説明、もしくは先に具体的な報酬の話などが出る場合もあります。
メモをとりながらしっかりお話をうかがうことです。

「何かご質問ございますか」ときかれ、すでに先方が話した内容をまたきいてしまうと「話をきいていなかったのか」とマイナスイメージを持たれる可能性があります。
また事前に確認しておきたいことをメモしておき、そのうち「相手が話さなかった内容」についてきいておくようにしましょう。

支払いは銀行振込です → × 支払いは銀行になるんですか?
支払いは銀行振込です → ○ 銀行振込とのことですが、振込手数料は差し引かれるのでしょうか?
支払いは銀行振込です → ○ 支払先銀行に指定はございますか?

質問されたことには明確に回答し、わからないことはわからないと言ったほうが好印象です。
とりわけ書類選考で出した内容について、必要以上にしどろもどろになってしまうとかなりのイメージダウンになりますので、必ず提出した内容をスクリーンショットなどで保存しておき、電話面談の時には目に入る場所に置いておくことをおすすめします。

次回は特におさえるべきポイントについてご紹介してまいります。