がんばり屋さんが間違いやすいこと

がんばりすぎてフラフラのお客さまが来ることがある!

鑑定の現場では、もうありとあらゆることをやりつくしたけど、結果が出ない…ということで相談にこられるお客さまが少なくありません。
お話をおききしていると、もはや満身創痍だなというのがありありとわかるレベルだったりします。
その問題を考えると夜も眠れない、でも仕事は休めないから寝不足の状態で行って、ミスをしてまた怒られるの繰り返しなんです、という話をきいて「何とかしてさしあげたい! 」と思わない人はいないでしょう。

しかし業界の先輩方にお話をうかがうと「がんばり屋さんほど、たまにがんばりどころを間違えている」というのですね。
何とも衝撃的なお話です。

「がんばりどころを間違える」とは?

さてがんばり屋さんが間違ってしまうというのはどういうことなのでしょうか。

昭和の時代の方であれば、何があっても全力投球だとか、根性出せとか、いろいろなことを言われてきていますから「何ごとも全力でやりさえすればいい」と考えがちです。

一方でスピリチュアル寄りの意見としては「やりたくないことは無理にやらなくてもいい」「今やれることをせいいっぱいやりましょう」「できないことは今必要ではないことです」というようなものがありますね。
これをきくと「そんなに必死になる必要はないのでは? 」とも考えられます。

じゃあいったいどうすればいいんだ、と混乱する方もいるのではないでしょうか。

手探りでがんばるのが問題?

自分の望む方向に行くためには、当然そこに行くための「行動」が必要になります。
宝くじを当てたいなら宝くじを「買う」という行動
出会いがほしいなら人が集まるところに「出かける」という行動
これがまずベースになります。

そしてそこに行くまでの「道程」でみなさんがんばるということになるのですが、なぜかがんばりすぎていてもうどうにもならない、誰かに助けを求めることができない、といった問題が発生するようです。

いついつまでにこれこれする、と決めて行動すればよい、という意見もよくきかれますが、決めてそのままにすればOKというわけではありませんね。
先ほどのような「行動」が必要であることは言うまでもありませんが、誰も「ここに到達するにはこう行くと最短だよ! 」と教えてくれるわけではありません
そのため思いつく限り、半ば手探り状態で始めるために、どうしてもまわり道をしてしまうことがあるのです。

つまりしたくもない迂回路にたまたま入り込んでしまって、えんえんとそこでさまよってしまうという状況になってしまうケースがあるのです。
恥ずかしがらず誰かにきいたり、調べたりすると、実はもっと簡単に結果を出すことができるかもしれません。

誰のためにがんばっている ?

「好き」を仕事にする、というキャッチコピーが昔ありました。
だからといっていきなり好きなことだけできるわけではありません。
むしろやりたくないなあと思うことをやらされたり、イヤだなあと思いつつ我慢してやらなければいけない状況になっている方が多いかもしれませんね。
そしてこの場合、たいてい「自分のためにがんばっているわけではない」のです。
会社のためであったり、親御さんのためであったりと「自分以外の誰かのため」のがんばりであったりするわけです。
そう、自分のためではなく人のためだからキツいのです。
自分が目標に向かってがんばる、という時には多少状況が厳しくても、歯を食いしばってでもやり遂げられるものです。

自分のためにがんばれていますか?

今のがんばりは人に評価されるためですか?
誰かに認めてもらいたいためのがんばりですか?

どうせがんばるなら自分のためにこそがんばるべきです。
自分の望みを必ず叶えると決めて、好きなことをしながら必要な試練はがんばって乗り越える、というイメージです。

さてみなさんのがんばりは自分のためですか?
それとも人のためですか?
一度冷静になって考えてみてはいかがでしょうか。

まとめ

☆目標のために行動を起こし、その目標までの道程でがんばるが、無理をせず人にきいたり調べたりすることで、より早く目標が達成できる可能性がある。
★がんばりどころが自分のためではなく人のためになっているケースがある。
☆人のための努力だから苦しく感じてしまう。
★人のためではなく自分のためだけにがんばってみよう。