【占術迷子さん】最近人気急上昇中・コーヒーカード

自分がどんな占いをしたらいいのかわからない!
今の占術が合ってないみたいなので違うものに変えたい!

そんな占術に迷うみなさんのためのコラムが「占術迷子さんシリーズ」です。

占いイベントでもタロットをしのぐほどの人気になっている「コーヒーカード」をご存知ですか。
少ない枚数でバチっと出る、とにかくカードがかわいい、きれいなものが多いと大評判になっています。

もともとは中東エリアに古くから伝わる占い!

そもそもだいぶ昔に「コーヒー占い」というものがあったことをご存知の方もいらっしゃるかもしれませんね。
トルコなど、中東エリアに古くから伝わっているとされるものです。
今でもイスタンブールにはコーヒー占いのカフェが存在するほどメジャーだとか。

コーヒー占いってどんなもの?

やり方はカンタン。
コーヒーを飲み終えた後、ソーサーをカップにかぶせてさかさにします。
トルコのコーヒーはコーヒー豆と水を一緒に入れて、煮出してから上澄みを飲む形のため、底に大量に粉が残ってしまうのです。
そのためさかさにしてからしばらく、液体と粉が分かれるまで待ちます。
この粉の形をもとにして「何の形に見えるのか」占うというのがコーヒー占い。

インスタントコーヒーでも粉は残らないものの、多少残ったシミでやれないこともありませんから、ご興味のある方は朝の1杯でチェックしてみては。
この「形」をモチーフにカード化したのがコーヒーカードの始まりだったといいます。

ルノルマンカードと似ている!? コーヒーカード!

ルノルマンカードと似ている! とよく言われるコーヒーカードは全部で32枚。
ルノルマンカードよりも少ない数になっています。
ただしルノルマンカードと同様に、1つのカードに1モチーフという形です。
ルノルマンカードの起源がゲームであることは知られていますが、このゲーム、実はもっと古いコーヒーカードの絵柄とかなりダブっているのだそうです。
そのためどうやらコーヒーカードがルノルマンの大元なのでは? と言われているのですね。

さて大英博物館にも置かれている「コーヒーカード」。
大変由緒正しきカードであるようです。
先ほどもご説明したように、ルノルマンカードとモチーフが同じものが多く、ルノルマンカードでもおなじみの「グランタブロー」と呼ばれる、全部のカードを展開する方法がスタンダードだったとされています。
こうなるとかなり近いものであることがわかりますね。

最近大流行のワケは…

このコーヒーカードの火付け役といえば、ルノルマンカードリーダーとして著名なトリプルKのお三方(桜野カレン先生・香先生・高橋桐矢先生)。
アレンジと新たなシンボルの追加で、見事に現代に復活を遂げたのです。
トリプルKのみなさま監修のカードはラテアートの柄で有名。
裏面がビスケットの絵柄で、ティータイムを楽しみながら占ってみたくなりますね。
ちなみにルノルマンカードにないカードは「森」や「ライオン」「蝶」といった、自然由来のモチーフが多いようですね。
それだけに根本的な本音の部分が出やすいと言われています。
隠されている根っこの部分を掘り起こすのに役立ちそう。
見たくない部分も含まれるかもしれませんが、勇気を持って向き合うことも大切ですよね。

どんなカードが入っている?

コーヒーカードは次の6カテゴリーに分類されます。

PERSON: 周囲の人間関係
SKY: 人の手で左右できない運気の流れ
SYMBOL: 重大な局面を示す
NATURE: 心象風景 (迷いなど)
ANIMAL: まわりの利害関係 (敵味方、有利不利など)
LIFE: 悩みの原因や解決方法は身近にある!?

もちろん他のカードでもよく見られる2枚引きや3枚引きなどでも気軽に占うことができます。

ルノルマンカードでも登場した「ナインカード」や「グランタブロー」のように、たくさん並べた時のカードの位置関係は大変重要になります。
キーカード(占的* により決定)を中心に、上下左右には何が出ているか、人物カードの視線の方向など、いろいろな要素をからめて読んでいくのが醍醐味ともいえます。
ルノルマンカードに慣れている方も、ひと味違った楽しみ方ができますよ。

*占う目的、的をしぼった質問

人気ゆえに種類もいろいろ!

トリプルKのみなさま監修のもの以外にも、個性的なカードが現在は多数出てきており、フリマアプリの他、フォーチュンカード・マーケットなどのイベント会場、ECサイトなどで入手することが可能です。
一部の書店でも取り扱いがあるようですが、非常に限られたところでしか購入できないとのことですからご注意ください。

カードは比較的小さめのサイズ感で、女性が手にとりやすいものが多いのもうれしいですね。
種類も増えてきており、何種類かコレクションする方もおられるとか。
関連書籍も発売されていて、自分のペースで学びながらモノにしたいという方も安心。
まずは少ない枚数から、気軽に日々の占いとして楽しんでみてはいかがでしょうか。