大好きだったお相手と突然うまくいかなくなってしまった時。
連絡がつかない。
連絡頻度が下がった。
未読・既読スルーが増えた。
突然別れようと言われた。
なぜこんなことになってしまったのか判断がつかないまま、どうしていいかわからずに、昔みたいに戻るにはどうすればいいのだろう、と真剣に悩んでおられる方が増えています。
もしかすると相手との立ち位置が変化したのかもしれません。
占い業界にいれば、一度は必ず復縁の相談に当たることでしょう。
その時のために知っておいていただきたいことを記してみます。
向く方向が変わる時が危ない!?
同じ方向を向いている時、人間はそんなにモメません。
たとえばお互いに好き、お互いにムカつく、などと感じている時はぶつかり合うことが少ないはずです。
お互いにキライだとケンカに発展しそうなイメージがありますが、実際は「キライなので相手が出勤の時はテレワークにする」など、みなさんぶつからないようにかなり意識されているようなのです。
しかし片方は好きなのに、片方はそうでなくなったとか、それどころではないという環境の時に、だいたいケンカになったり、修羅場に発展したり、といったことが起こります。
この「不一致な状態や環境」に直面した時に、どう対応するかによって、お相手との関係が修復できるかどうかが決まるといっても過言ではありません。
「なぜうまくいかなくなったのかわからない」ケースが増加中!
占いサイトなどで復縁相談をする時、何か思い当たる原因がありますか、ときかれて「先週ケンカしたからかな」「スマホ盗み見したのがバレた」など、それらしい原因が出てくる人よりも、突然こうなってしまいました、というような「理由不明型」の人の方が多いようです。
しかしその「理由不明型」の半数くらいは、業界の人の話によれば「それなりのサインを相手が匂わせていたのに気づいていなかった」可能性があるそうです。
原因がわかっている場合、根本原因をなくしてしまえば問題はなくなるのでしょうが、問題は理由がわからない方。
サインを見逃してしまったパターンの場合であっても、対応しだいで挽回はできるかもしれませんが、そうでない残りの半数の人はどうすればよいのでしょう?
お相手との「立ち位置」は?
ここであらためてお相手との立ち位置を考えてみましょう。
お互いの関係はこれまでどんな感じだったでしょうか。
○お互い好き勝手自由にやっていて、あいた時間に密に連絡していた
○どちらかがどちらかの話をきいてもらうことが多かった
○連絡をしないとそもそも会ってくれなかった
などいろいろなパターンが考えられると思われます。
一方で長く続いているカップルに話をきいてみると、
●お互い仕事をしているので、基本連絡はメール、電話はあまりない
●会わないこともよくあるし、必要ならTV電話でしゃべるので会わなくても可
●大事な相談は会ってするが、特に話題がない時はやりとりしないこともある
長く続いているみなさんは、必ずしもやりとりや会う会わないに、あまりこだわっておられない印象がありますね。
必要な時に必要なだけ一緒、というニュアンスでしょうか。
かたやうまくいかなくなっている方のみなさんは、連絡したり会ったりということにかなり重きをおいているイメージです。
人との交流は「エネルギーの交換」
人づきあいにおいては、どうしても時間やエネルギーを必要とします。
言葉のやりとりだけでも、エネルギーのやりとりをするのと同じなのだそうです。
長く続いている人たちは、エネルギーのやりとりが少ないイメージですが、おそらくそこには相手に対する「信頼」があるのでしょう。
しかしそうでないみなさんには何となく相手を信用していなくて、何か隠れてヘンなことをしていないか? というような含みがあるからこそ、連絡がつくか、確実につかまるか、(=つけばシロ、何も問題ない)という部分にフォーカスしているように見えるのです。
中にはいやいやそんなことはありません、やはりお互いのことをよく知るためにコミュニケーションは大事でしょう、とお考えの方もいらっしゃるかもしれません。
もちろん最低限お互いのことを知ることは大切ではあるのですが、時間はお互いに対してあるもの。
もしかするとお相手には時間があまりない状況だったのに、せっかく連絡をくれたのだからとあえておつきあいしてくれたり、あるいは忙しい中わざわざ時間を作ってくれたりといったことがあるかもしれません。
しかしそのことに対して感謝することもなく、一方的に連絡したいからする、しゃべりたいからしゃべる、というようなことをしていないでしょうか。
嫌われたくないからと文句を言わずに黙っている方もいるかもしれません。
しかしそういったことがつもりつもってしまうと、この人とはやっていけない、という判定をくだされてしまうことも十分あり得るのです。
「今忙しいんだけど」というのも、状況を察してくれというサインだったのかもしれないですね。
冷静になって距離をとることが大切
人間少し距離をおくことで冷静になれるものです。
よくケンカした時にまわりから「頭冷やしなさいよ」と言われたりしませんでしたか?
冷却期間はやはり必要なのです。
しかしこの冷却期間をもってしても、この人とはもうつきあいたくない、やっていけない、と判断された時、人間関係における断捨離という結論になるのかもしれません。
人間関係の断捨離などといってしまうと、ものすごくバサッと切られてしまうとか、洋服とかと一緒にするなとか、何かバチ当たりないい方だとか、批判が集まりそうですけれども、実際よりよい人生を生きていくために人間関係を見直すことは大切なことです。
改めて立ち位置をみなおした時に、どちらかが一方的に何かしている、あるいは何かを強いている時に、うまくいかなくなることが多いように感じます。
次回は実際どのように修復していくのがよいか考えてまいります。