イケナイ言葉を使っていませんか?

うまくいかないから占い師のもとへ…

たいていの場合、お客さまは占い師のもとへ「うまくいかない」から来るのです。
何でもかんでも順風満帆なら、まず占い師をたずねることはしないはず。
しかしにっちもさっちもいかなくなってしまうと、ワラをもつかむ思いで占い師のもとにやってきます。
しかし問題は必ず解決できるものです。

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うまくいかない、カネがない、恋人できない…ないないづくしの現実を、機関銃のようにお客さまに説明され、それを受け止める占い師が、その説明の中からしっかりキャッチした方がよいこととは何でしょうか。

それは「使っている言葉」なのだそうです。
これは占い師側も同じ。
どんな言葉でお客さまを導くのか。
これを念頭に置いて考えていきましょう。

使う言葉が現実を引き寄せる!

業界では「使っている言葉が現実を引き寄せていく」とも言われています。
つまりネガティブなワードが多い人は、ネガティブな現実に陥っていくということ。
お客さまの言葉をよくきいて、否定的な表現をどれだけ使っているか、全体の何%くらいに相当するのか、考えてみてください。

ネガティブなワードを使っていて、現実が好転するとは普通に考えていても思えません。
「ダメ」「無理」「~ない」などという言葉を使っていれば「ダメな状況」「無理な状況」「~ない状況」にまっしぐら。
これではいけません。

中には「だって今実際そうなんだからそうとしか言いようがない」とおっしゃる方もいます。
実は違うのだそう。
ネガティブなことばかり言っているから、ネガティブな状況が「継続してしまう」のだというのですね。
なので今すぐにでも、このネガティブワードを控える、もしくは別の表現に変えるだけで変わってくるといいます。

どう言い換えるのか?

昭和の時代には「おから」というとお財布がカラになるのに通じるため「卯の花」と表現したり、同様に「梨」を「有りの実」と呼んだりしていたそうです。
「仕事ができない」を「仕事がていねい」に言い換えるように、ふだんの表現もネガティブな言い方を控えるように意識していきましょう。

当然のことながら、占い師側がネガティブな言葉を使えば、それはお客さまにネガティブをぶつけることにつながってしまいます。
お客さまにネガティブなことを言われても、ポジティブな言い回しに変えていくことです。

「彼氏できなくてホントイヤになる」と言われたら「誰かいたらできないことを、今めいっぱい楽しむっていうのはどう? 」と提案できますし「お金なくてやっていけない」と言われたら「フリマアプリでいらないものを売るという方法もありますがやられていますか? 」とつなげることも可能。
そしてその提案に対し「時間がないから」「めんどくさいから」などと、やらない理由を見つけて行動に起こしていないのなら、それこそが根本原因であるのかもしれません

最初の「勇気ある一歩」を!

確かに最初の一歩を踏み出すには大きなエネルギーが必要になると言われます。
ですがそれにより今までの負のループから抜け出せるのだとすれば、試してみる価値はありそうです。
どうしてもできないなら、何に対しても肯定するのがよい、というご意見も。
何を提案されても「おもしろそう!」「それいいじゃん!」「楽しそう!」「ステキ!」というような返しを習慣づけるところから始めるとよいのだとか。
一番単純に否定語を使わない形ですので試しやすいところも魅力的。

しかし提案内容が受け入れがたい場合はどうすればよいのでしょう?
その場合は「それいいじゃん!」といったん受け止めておいて「実は○○もいいなー、と思っていて迷っているんだよねー、どう思う?」と相手にゆだねてみるとよさそうです。
要は相手を否定せずに受け止める、というところがポイント。
このテクニックについては過去記事も参照してください。

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慣れてくるといろいろな返しのパターンが、ご自身の中でできあがってくることでしょう。
お客さまの口グセをさりげなく修正すると同時に、占い師側もこういう口グセになっていないか注意してください。