プロの占い師に自分の将来や好きな人との相性を占ってもらううちに、「自分も占い師になって、困っている人を助けたい」という気持ちになる方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は「占い未経験からプロになれる?」「そもそも占い師募集に応募できる?」とお悩みの方に向けて、役立つ情報をまとめて紹介します。
未経験でも求人に応募できるのか、初心者向けの勉強方法や実績の積み方、実際に働く際の注意点について、詳しく見ていきましょう。
占い師募集|未経験でも応募OK?
占い師として活動したことがない方が、占い師募集に応募して採用されるのは、決して不可能ではありません。
しかし、占い師を志すライバルはたくさんいるため、そのなかから選ばれるのは大変なことです。実力を証明するものがない分、不採用となることも多々あるでしょう。
ごくまれに占い師としては未経験であるものの、「霊感」がすでに備わっていて、すぐに活躍できるケースがあります。特に「一族が霊能力のある家系」という方は、潜在能力を見出されて採用されることがあるでしょう。
一人前の占い師としてデビューするためには、鑑定スキルを一定レベルまで引き上げることが必要です。鑑定の幅を広げるという意味でも、2種類程度の占術を使えるようにするのが望ましいでしょう。
【現役占い師の声】
新型コロナウイルスの影響により、近年、「在宅で占い師をしたい」という方が急増しています。ライバルが増えているので、未経験からの応募はかなり厳しめかもしれません。
未経験から占い師を目指す!基本の勉強方法3選
ここからは、占い師になるための3つの勉強方法を紹介します。
未経験の状態で採用されるのは難しいですが、しっかりと勉強すれば可能性は十分です。まずは基本から押さえていきましょう。
占いの勉強方法(1)占いの学校に通う
占いの学校に通うメリットは、一緒に勉強する仲間とのつながりを持てるところです。一人で勉強するよりも、モチベーションを保ちやすいでしょう。
学費の負担はありますが、プロの占い師に弟子入りするよりは精神的なハードルが低く、未経験者でもチャレンジしやすいはずです。何から勉強すればいいのか迷うことなく、カリキュラムにしたがってスムーズに勉強を進められるでしょう。
なかには、占い師としてのデビューをサポートしてくれる学校もあります。ただし、学校ごとに授業内容やサポート体制に差があるため、しっかりとした学校を選ぶことが重要です。
占いの勉強方法(2)実力派の占い師に弟子入りする
占いのプロに直接指導してもらいたいなら、「占い師への弟子入り」を選びましょう。占いの学校に通うより費用は高めですが、基礎の部分からしっかりと教えてもらえます。
占いの勉強が行き詰まったとき、鑑定方法で悩んだときには、師匠や同門の先輩に相談に乗ってもらいましょう。一人きりで悩まずにすむのが、弟子入りの大きなメリットです。
占いの勉強方法(3)独学で占いを学ぶ
独学で占いを学ぶ場合は、テキストやオンライン講座を使って勉強を進めていきます。まわりのレベルや進行速度に合わせることなく、自分のペースで勉強できるのがメリットです。
ただし、独学は向き不向きが大きいため、モチベーションを保てずに勉強を進められない方も少なくありません。
また、自分の勉強方法や占いのやり方が間違っていてもすぐには気付けないため、貴重な時間を浪費してしまうおそれがあります。
個人で占いの実績を積むのも効果的
最近はSNSやスキル販売サイトをフル活用して、占いの実績を積む方が増えてきています。新規の相談者を増やして高評価を獲得するために、「100人の無料鑑定をやります」といって始める占い師も珍しくはありません。
占い師の働き方として電話占いが人気ですが、まずはメール占い・チャット占いから始めてみるのも一つの方法です。文章による占い方法は、相談者側にも「占い結果を何度でも読み返せる」「話すのが苦手な方でも利用できる」というメリットがあります。
メール占い・チャット占いで気に入ってもらえれば、対面での鑑定につなげられるかもしれません。
文章には、その人の人柄が自然とにじみ出るものです。自身の魅力を上手にアピールできれば、「この人に直接会ってみたい」と思ってもらえる可能性も十分にあるでしょう。
未経験者必見!電話占い師として働く際の注意点
電話占い師としての働き方は、一般的な会社員とは大きく異なります。ここでは、電話占い師として活躍したい方のために、気を付けたい注意点を紹介します。
電話占い師は完全出来高制が一般的
電話占い師の報酬形態は、「完全出来高制」であるのがほとんどです。電話占い師としての実力、その人の積み重ねた努力の結果が報酬に反映されます。
待機時間を長くすれば、その分だけ相談者を獲得できる機会も多くなるでしょう。しかし、電話占い師としての実績・評価が少ないうちは、待機時間の長さが負担になります。
待機報酬がある電話占いサービスも一部にはありますが、基本的には「鑑定した分しか報酬を受け取れない」という報酬形態のところが大半です。
実力が十分にある方、すでにリピーターを獲得している方はともかく、未経験の場合は人気が出るまでに相当な努力が必要となるでしょう。
お客様の話をしっかり聞けているか、的確な鑑定ができているか、といった点がカギとなります。プロデビューが、ゴールではありません。お客様の心に寄り添った良質な鑑定をするために、常に勉強を怠らない姿勢が重要です。
悪質な電話占いサービスもある
電話占いサービスに登録する際には、運営会社のホームページを隅々まで確認しましょう。
運営会社の基本情報(電話番号、所在地など)が明確に書かれているか、運営実績は十分であるのか、といった点をチェックしてください。運営実績については、最低でも5年以上あると安心できるでしょう。
なかには、ノルマ未達成でペナルティや罰金が発生する会社もあります。電話占い師として契約する際には、必ず契約書の中身をもれなくチェックしておきましょう。
必要最低限の情報が省略されている、わかりづらい場所に記載されている、という場合は気を付けてください。また、問い合わせをしても明確な答えをもらえないなど、不安材料がある会社は避けたほうが無難です。
採用条件はサービスによって異なる
電話占い師に対するサポート体制、昇給の基準、手数料の設定などは、電話占いサービスによって異なります。応募する段階で気になったことは、箇条書きでメモを残して整理しておくとよいでしょう。
質の高い電話占いサービスであるほど、採用基準も厳しめです。未経験者にとっては難易度が高いですが、そういった会社に在籍することを将来的な目標にしてもよいでしょう。しっかりと占いの勉強を続けて、実力を付けてから挑戦してみるのをおすすめします。
まとめ
未経験からでも占い師募集に応募はできますが、初回ですぐに採用されるのはかなり難しいでしょう。
ただし、実力のある人気の占い師であっても、最初は「未経験者」であったことには変わりありません。まずは占いの基礎を学ぶところから始めて、実績と評価を少しずつ積み重ねていきましょう。