高圧的・いいかげんな態度など、無料鑑定でとられたらどうしますか?

まずは無料鑑定から…ですが

以前占いの練習の場として、無料鑑定をやってみましょうというお話をさせていただきました。

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Q. 占いを勉強している者です。これまで友達を占ったことはありますが、今後プロになるに当たり、これではいけないと思い始めました。手始めにどういうことをしたらよいのですか? 業界の先輩たちは無料鑑定で腕をみがいていた! なかなか[…]

実際業界の先輩方にお話をうかがうと、たとえ練習とはいえ、無料鑑定をする人数や期間は少ない方がいい、とおっしゃいます。
なぜかというと、

◯占いをするにはそれなりに時間もコストもかかるものなのに、それを無料にする必要があるのか?
◯無料にしたら「どうせ無料でしょ」と、本気で相談する気がない人がきてしまいやすい

というような意見があるからです。

確かにスーパーで買い物をするにせよ、ネットカフェでパソコンを借りるにせよ、無料でどうこうということはありませんよね。
サービスの「対価」として、何がしかのお金をいただくことはごく普通のことです。

ですが自分の能力がよくわからない、もしくは自分を必要以上に過小評価してしまう人は「この程度の鑑定でお金をいただくのが申し訳ない」「これではお客さまを満足させるのは難しい」と考えてしまいがちです。

以前にもさんざんお話してきているように、こういう考えのままでいれば、当然この状態を引き寄せてしまうので、お金をいただくのが申し訳ない、お客さまを満足させることができない状態が継続してしまうことになりかねません
ですからたとえば人数は100人までとか、今月いっぱいで、など、必ず期限を決めて行うようにしてください。

お客さまの質が落ちる!?

一方、実際無料鑑定をされている方からも、お客さまの質がよくない、というお声を多数いただいています。
感想を入れることが条件になっているのに入れてくれない自分が望む結果が出ないとキレる、怒り出すなど、実際の通常鑑定でも「やられたらイヤなもの」のオンパレード。
さてこういう時にどうするのが得策なのでしょうか?

確かに無料鑑定の募集を出して、それを見てきてくれたわけですから、無料とはいえ丁寧に向き合いたい、と考える方は多いでしょう。
むしろまじめに占い師としてレベルアップしたい、と考えているからこそ、無料鑑定をやってみようという「行動」につながったわけです。
まずはその自分の行動力をほめましょう

それでも、無料鑑定だからとタカをくくって「お手並み拝見」とばかりにやってくる人は確かにいます。
そして実際無料鑑定経験者におうかがいすると、かなりの高確率で占いジプシー(自分の望む結果を求めて、複数の占い師のもとをおとずれる人たち)がやってくるのだそう。
そうなると「望む結果」か「そうでない結果」の事実上二択になってしまうので、かなりの高確率でご機嫌ナナメになってしまう可能性が高いといえるでしょう。

問題があるお客さまがきたら…

だとするならルールを守ってくれない人や、あまりにも態度が悪い、こちらが恐怖を感じる人などに関しては、お断りしてもOKです。
それに対し、SNSなどで何か書かれるのではなど気にされるかもしれませんが、実際問題になったことはほぼないとききます。
もしかすると自分のアカウントで、あれこれ文句を言いまくっている可能性もありますが、仮にそうだとしても、占う側は真剣に導き出した結果をお伝えしているわけですから、その内容には自信を持ちましょう
むしろ「伝え方がよくなかったかな」「もう少しやわらかい言葉を使えばよかった」などと感じるのであれば、それを次からの鑑定にいかせばよいのです。

もしかすると、この無料鑑定で気に入ってくれて、有料になった時に顧客になってくれるかもしれない、その機会を失ってしまったのではないか、と感じる方もいるのでしょうか。
ですが全世界には何億人という人がいるわけで、その中のひとりふたりにそっぽを向かれたからといってどうということはありません。

それよりも今後ずっと、そういう威圧的な態度をとってきたり、キレられたりするのが続いていく方が問題ではありませんか?
そういう方をずっと相手にしてきて、健全に占い師として活動できるものでしょうか?
逆に健康をそこない、とてもじゃないが占い師として活動をしていくのは無理だと感じてしまうのではないでしょうか。

「生き残れる占い師」に!

多くの占い師さんが長く続かずに消えていってしまうのは、こういう難しいお客さまに対し無理して対応した結果だ、と断言する業界の方もいらっしゃるほどなのです。
みなさんは「消える占い師」になりたいのですか?
そうではありませんよね?

だとするなら、今長きにわたり業界に残られている先生方の姿勢や、鑑定に対する考え方などを参考にしながら「今後も生き残る占い師」を目指してください
無料鑑定の期限を迎えるまでに、有料のメニューを考えるくらいの余裕を持ちながら続けていただきたいものです。