【ルノルマンカードレビュー】フェアリー・ルノルマン・オラクル・カード

現役占い師が実際に使用しているルノルマンカードにスポットを当て、どんなカードか紹介していくシリーズです。
今回はフェアリー・ルノルマン・オラクル・カードを取り上げます。

妖精たちの日常生活が垣間見える!?

外箱の美しい妖精のイラストが目をひきます。
黒ベースの箱にゴールドの文字で非常に目立ちますね。
メーカーはタロットでおなじみのイタリアはLo Scarabeo社
老舗メーカーの商品で安心感があります。

どのカードも非常に美しく、コレクションアイテムとしてお持ちになっている方もいらっしゃるようです。
絵本から飛び出したような妖精の姿は、CGなのかちょっとリアルな感じがいたします。
しっかりとしたボックスに入っており、多言語対応の解説書は100ページ超におよぶ大ボリューム。
残念ながらオラクルカードなどによくある「日本語解説版」が存在しないため、翻訳が少し大変ではありますが力の入れ具合がわかるというものです。
人物がモチーフでないカードにも妖精が登場しており、ふだんはこんな暮らしをしているのかな、と垣間見ることができそう。

気になるサイズ感は?

カードの大きさは約9センチ×約13センチと、オラクルカードぐらいの大きさになっています。
通常ルノルマンカードはトランプくらいの大きさのものが多く、初めてごらんになった方は驚かれることでしょう。
もっとも「ルノルマン・オラクル・カード」という名前ですので、ルノルマンというよりはオラクルカードのジャンルにメーカー側が入れたかったのかもしれません。
カード裏面は正逆の区別がつかない仕様で、蝶? の柄になっています。

どんなカード?

カードは36枚入りで、ごく標準的なルノルマンの構成ですね。
当然人物カードは複数入っていませんので、同性同士の相性などを占いたい時は別のカードを使うようにしましょう。
騎士のカードは馬ではなくトナカイ? に妖精がのっているようです。
箱にも採用されている妖精はクローバーのカード。
カマのカードには妖精というよりドワーフという雰囲気のイラストが採用されています。
コウノトリのカードでは、足元で楽しそうに遊んでいる妖精たちの姿がほほえましいですね。
十字架のカードはお墓の前!?
妖精がさみしそうにたたずんでいますよ。

大きさから観賞用になりがち

カードは比較的なめらかでシャッフルはしやすいのですが、先ほども記載したようにカードが大きめですので、オラクルカードに慣れている方をのぞいては扱いづらいという声が多い印象です。
とりわけルノルマンの醍醐味でもあるグランタブローをしようとする場合、かなりスペースをとってしまいます。
3枚引きくらいまででしたら問題なくできるのではないでしょうか。

どちらかというと実占用ではなく鑑賞向けなのかもしれません。
1枚引きであれば、オラクルカードと同じように一直線、もしくは馬蹄形にカードを広げ、そこから引くという形がよいでしょう。
リーディングは直感的に、カードから受けるイメージを大切にしてみてください。
どんなものが浮かんできたでしょうか。
仮にカードから受けるイメージと、解説書の内容に違いがあるようであれば、ご自身の直感を大切にしてみてくださいね。

少ない枚数ながら、なかなかしっかりした回答を出してくれると評判のルノルマンカード。
これから占いの仕事をしてみたいから使ってみようかな、とお考えの方は練習用として購入されてもよいかもしれませんよ。
枚数が36枚と少なく、タロットよりも敷居が低いということで、最初のカード占いとしてルノルマンカードを選ぶ方が増えているのです。
枚数が少ないということは覚えることも少ないので、占い関連の求人に応募後行われる実技試験対策としても有効です。

コチラで購入できます。