現役占い師が実際に使用しているオラクルカードにスポットを当て、どんなカードか紹介していくシリーズです。
今回はAstral Realms Crystal Oracleを取り上げます。
やさしいピンクカラーに癒やされる
2021年発売のオラクルカードです。
2022年秋には日本語版も発売され話題となりました。
やわらかなピンクカラーが女性に大人気。
アマゾンの洋書ランキングでもニュー・エイジ部門で2位、タロット部門でも13位と高評価でした。
英語版と日本語版の比較は過去記事を参照してください。
世の中にはまだ日本語版が出ていないカードが多数ありますが、後出しで日本語版が出ることもよくある話です。しかし占いの現場では、日本語版以外(英語版以外の言語も含む)のバージョンについてはほとんど浸透していないイメージがあります。 業界[…]
とりわけ最近話題になっている「クリスタルヒーリング」の知識を広げるのによい、と言われており、メインテーマが宇宙・天体であることから、占星術を学ぶ方にも支持されています。
今カードはそのクリスタルヒーリングと天体の影響へのポータル的位置づけとされているのだそう。
テーマが宇宙であるだけに、惑星や小惑星、星座などもカードに描かれています。
美しいコラージュアートを堪能できるカードになっていますよ。
美しいだけでなくオラクルカードが持つ、ユーザーを高次の領域とつなげて、そのつながりをより深くするという一面ももちろん持ち合わせています。
石が好きな方、ピンクに囲まれていると幸せと感じる方、幻想的な雰囲気がお好みな方にもおすすめできるカードになっています。
作者はDark Moon Crystals(現 Sacred Scribe Publishing)。
こちらはクリスタルのブティックで、エネルギーヒーリング、クリスタルヒーリングなどに取り組んできたLeah Shoman氏がオーナーをつとめているところだそうです。
常にアクティブに、クリスタルの人知をこえた素晴らしい性質について、深く洞察しながらクライアントと向き合っている方とのことです。
イラストはPaige McLeod氏が担当。
現在はプリズム・フルール・デザイン・スタジオを創設しており、このスタジオ名義でetsyのサイトからもこのカードを購入できましたが、現在取り扱いしなくなっているようです。
気になるサイズ感は?
カードの大きさは約9センチ×約13センチと、オラクルカードらしいサイズ感。
裏面は正逆の区別がつく仕様ですが、一般的にオラクルカードは正逆をとらないものが大半ですので特にこだわる必要はないでしょう。
どんなカード?
カードは33枚入りで、一般的なオラクルカードの枚数よりも少なめ。
カードには上部に通し番号、左に鉱物名、下にメッセージ、右にカードが示す要素と、センターの天然石を囲むように書かれています。
シンボルや花、植物が描かれている他、梵字が入っているものも。
シンボルリーディングがお好きな方にも気に入っていただけるのではないでしょうか。
もちろんアファーメーション(肯定的な宣言)もついていますので、リーディングと合わせて利用可能。
カードのサイドはピンクゴールドエッジになっていて、とても大人っぽい仕上がり。
120ページ超におよぶ詳細なガイドブックもついていますから、自分の直感で読み取った内容にプラスαするとよいかと思います。
今必要なメッセージがほしい、という場合でも的を得た回答が得られるかもしれませんね。
これから占い関連の求人に応募される方なら、このカードで占星術・パワーストーン・オラクルカードの3つの要素が使えるので、実技試験対策にも使えそう。
好みで英語版・日本語版どちらも使える
カードが大きめですので、オラクルカードに慣れている方をのぞいてはシャッフルもしづらいかもしれません。
どうしてもうまくできない方は横一直線、もしくは馬蹄形にカードを広げ、そこから1枚引くという形がよいでしょう。
「はい」「いいえ」で答えられるものではなく、○○に対するアドバイスをください、というような感じで引くとよさそう。
またその場にいない人のことなども、アドバイスを必要としないため注意。
あくまで「自分のこと」として「自分が」こうありたい、こういうことをしたい、という部分を明確にした上で質問をしていきましょう。
迷った時に、自分の行く方向への道標として最適なオラクルカード。
ぜひ1枚引くところからスタートしてみてください。