【オラクルカードレビュー】クィーンオブザムーンオラクル

現役占い師が実際に使用しているオラクルカードにスポットを当て、どんなカードか紹介していくシリーズです。
今回はクィーンオブザムーンオラクルを取り上げます。

「静」のたたずまいに背筋が伸びるカード

美しい女性の凛としたたたずまいの外箱でおなじみ。
この人がタイトルにある「クィーン」なのだろうかと思っていたら、やはり月の女王のカードと同じ柄になっていましたね。

今カードは3つのグループにわかれていて、カードの通し番号1~28までが月の周期のカード29~40までが季節の月のカード残りがその他の月に関するカードとなっています。
これまでにも月をテーマにしたオラクルカードはいくつもありましたが、絵柄の美しさは群を抜いています。

作者はステイシー・デマルコ氏
最近では「ウィッシュクラフトオラクル」が話題となりましたね。
代表作のひとつ「エレメンタルオラクル」でもタッグを組んだキンガ・ブリッチギ氏が今回もアートワークを担当。
すべてのカードを使ったり、1グループのカードだけを使ったり、好みにアレンジできるという楽しみ方もあるそうです。

気になるサイズ感は?

カードの大きさは約9センチ×約13センチと、オラクルカードらしいサイズ。
裏面は月の満ち欠けが描かれていて正逆の区別がつく仕様ですが、一般的にオラクルカードは正逆をとらないものが大半ですので特にこだわる必要はないでしょう。

どんなカード?

カードは44枚入りで、オラクルカードの標準的な枚数になっています。

ご存知のように、月が欠けていく時にはいらないものを手放していくのに最適な時期とされています。
このカードを使うと、手放すだけではなく休息の時期、エネルギーを蓄え回復する時期であることもご理解いただけるのではないでしょうか。
これから占いの求人に応募しようという方なら、実技試験の際にも使いやすいですし、実際の鑑定でもお客さまが手放すべきものへのヒントとして1枚出すという形もおすすめ。

各カードの解説にはそれぞれアファーメーション(肯定的な宣言)が書いてありますので、ぜひカードを引いた際には唱えてみましょう。
ただ1枚のカードに対する解説文がやや長めになっていることもあり、そのあたりの好き嫌いがわかれるようです。
どちらかというと解説本にあまり頼らず、絵柄から読み解くタイプの人の方が向いているかもしれませんが、ながめているだけでも美しいので、コレクションアイテムとしてご購入される方もいるようです。

120ページ超のボリュームになる詳細なガイドブックもついていますから、自分の直感で読み取った内容にプラスαするとよいかと思います。
今必要なメッセージがほしい、という場合でも的を得た回答が得られるかもしれませんね。

美しい絵柄に癒やされて

カードが大きめですので、オラクルカードに慣れている方をのぞいてはシャッフルもしづらいかもしれません。
どうしてもうまくできない方は横一直線、もしくは馬蹄形にカードを広げ、そこから1枚引くという形がよいでしょう。
「はい」「いいえ」で答えられるものではなく、○○に対するアドバイスをください、というような感じで引くとよさそう
またその場にいない人のことなども、アドバイスを必要としないため注意。
あくまで「自分のこと」として「自分が」こうありたい、こういうことをしたい、という部分を明確にした上で質問をしていきましょう。
リーディングは直感的に、カードから受けるイメージを大切にしてみましょう。
どんなものが浮かんできたでしょうか。
仮にカードから受けるイメージと、解説書の内容に違いがあるようであれば、ご自身の直感を大切にしてみてくださいね。

迷った時に、自分の行く方向への道標として最適なオラクルカード。
ぜひ1枚引くところからスタートしてみてください。
鑑賞用にもおすすめな美しいカードはコチラで購入できます。