【オラクルカードレビュー】ルーン・オラクルカード

現役占い師が実際に使用しているオラクルカードにスポットを当て、どんなカードか紹介していくシリーズです。
今回はルーン・オラクルカードを取り上げます。

ルーンといえば石モノが多かった…

北欧神話でもおなじみのルーン文字がカードになりました。
古代ゲルマン民族のアルファベットだったルーン文字。
実は一部今でも使われているとのこと。
そんな実用的な文字としても知られるルーンですが、やはり歴史のある文字ゆえに神秘的な存在と考えられ、呪術にも使われるようになったのが、ルーン占いのルーツではないかと考えられているそうです。

これまでは天然石にルーン文字が刻まれたタイプが主流であり、かさばるし重いと外で鑑定する方には不評でした。
レジンで作成される方も中にはいましたが、量産したものがなくご自身で使う分のみというケースが大半。
持ち運びに便利、という点ではありそうでなかったカードタイプの登場です。
ルーン文字がテーマになっていますので、通常のルーンストーンと同じようにさっと引くだけで結果が得られる手軽さがポイントになっています。

メーカーはおなじみイタリアはLo Scarabeo社
老舗メーカーの商品で安心感があります。
バイキング時代がモチーフになっているようで、嵐の船出のようなカードや、勇猛そうな騎士のカードなど、油絵のようなタッチで表現されています。
上部にはルーン文字、下部に文字の名前が書かれていますね。
付属の英語をはじめとする多言語解説書は160ページにおよぶ大ボリューム。
残念ながらオラクルカードによくある「日本語解説版」が存在しないため、翻訳が少し大変ではありますが力の入れ具合がわかるというものです。
しかしながらやはり翻訳に苦労されている方が多数おられるようですね。
翻訳アプリなどをうまく使っていくといいでしょう。
海外版のもので日本語解説つきのオラクルカードが徐々にですが発売されていますから、こちらもゆくゆくは発表されるかもしれません。

気になるサイズ感は?

カードの大きさは約9センチ×約13センチと、オラクルカードらしいサイズ感。
ちなみに通常ルーン占いにおいては正逆とらないことが多いようですから、気にせずに使ってみてください。

どんなカード?

カードは24枚で、ブランクルーン(ウィルド)に相当するカードは入っていないようです。
とにかく英文を訳すのが面倒だという方は、ルーン占いの本を1冊買って、文字を理解することからスタートされてはいかがでしょう。
文字も24しかありませんし、ブランクルーンに相当するカードがありませんから、ブランクルーン以外の部分をしっかりと読み込み、理解することでカードの絵柄と合わせリーディングしていくやり方がおすすめ。
先ほどルーン占いにおいては正逆とらないことが多いと申し上げましたが、中には逆位置の解釈をする書籍があるとのこと。
このあたりはお好みでどうするかお決めになってもよいのではないでしょうか。
ルーン占いで占い関連の求人に応募される場合にも、カードタイプをひとつ持っておくと対面での実技試験の時に重たい思いをしなくてすみますよ。

絵柄からも読み解ける

先ほども記載したようにカードが大きめですので、オラクルカードに慣れている方をのぞいてはシャッフルもしづらいかもしれません。
どうしてもうまくできない方は横一直線、もしくは馬蹄形にカードを広げ、そこから1枚引くという形がよいでしょう。
オラクルカードですので「はい」「いいえ」で答えられるものではなく、○○に対するアドバイスをください、というような感じで引くとよさそうです。
またその場にいない人のことなども、アドバイスを必要としないため注意。
あくまで「自分のこと」として「自分が」こうありたい、こういうことをしたい、という部分を明確にした上で質問をしていきましょう。
リーディングは直感的に、カードから受けるイメージを大切にしてみてください。
どんなものが浮かんできたでしょうか。
仮にカードから受けるイメージと、解説書の内容に違いがあるようであれば、ご自身の直感を大切にしてみてくださいね。
ルーン文字の意味だけではなく、絵柄からも読み解いて深いリーディングをめざしてみましょう。

迷った時に、自分の行く方向への道標として最適なオラクルカード。
ぜひ1枚引くところからスタートしてみてください。
コチラで購入できます。