鑑定中にふとお客さまから寄せられる「素朴なギモン」にフォーカスするシリーズ。
「急に言われても…」とあわてることなく、転ばぬ先の杖的に知っておいて欲しいお話をご紹介していきます。
Q. よくパワースポットっていうのが話題になっていますが、あれ本当に効果があるんでしょうか?
すごいパワーとかよくきくんですが、ごく普通の場所にしか思えないのです。
何か特別な能力が必要なんでしょうか?
日本でも話題の「パワースポット」
日本でも世界でも、パワースポットと呼ばれる場所についてしばしば話題になりますよね。
アメリカはアリゾナ州にある「セドナ」や世界7大聖山にも数えられている、カリフォルニアの「シャスタ山」などの他、日本の「富士山」もパワースポットと言われています。
これから占いの求人に応募するから願掛けに行きたいとか、決意表明をしたいとお考えの方もいらっしゃるでしょう。
中にはこういったパワースポットが写っている写真を見ているだけで「パワーがある」「何かすごいものを感じる! 」とおっしゃる方もいます。
一方で「パワースポットって何がいいの? 」「きれいだなー、とは思うけど特に何も感じない」という方もおられます。
どうしてこのような違いがあるのでしょうか?
業界の先輩にお話をうかがいますと、実は多くの人が「ある理由」により、パワースポットに対して感じるものがない、と思っているらしいとのこと。
逆にいえばその「ある理由」がなくなれば、大いにすごさを感じることができるのだといいます。
さてその理由とはどんなものなのでしょう。
一緒に行く人の問題
誰と一緒に行くか、実は非常に大きな問題なのだそう。
逆に「ここ行ってみよう」とふと思い立ち、ひとりでその場に出かけていった場合の方がパワーを感じやすいと指摘する方も。
なぜこういうことが起こるのかというと、やはり一緒に行く人の「気」「波動」の影響を受けるためです。
たとえば「A」というパワースポットに行くことになったとします。
ところが一緒に行く人は「B」というパワースポットが素晴らしいと思っていて「A」に対してはあまり乗り気ではないけれど、誘われたし断るのも悪いから…という理由で「ついてくるだけ」になっているとか、たまたま気分がふさいでいて、本当は旅行どころではないけれど、キャンセル料とられるのも嫌だからしぶしぶ…というようなケースでは、この「乗り気でない同行者のエネルギー」の影響を受けてしまいやすいというのです。
もちろん誰かに誘われて断ると悪い、すすめられたからまあ行ってみるか、ぐらいの気持ちで、自分が出かけていく場合も似たようなことになりやすいとされています。
行きたい、と思うなら、誰かを誘わずにさっさと出かけて行く方がよさそうですね。
感じる能力をシャットアウトしている
本来誰でも霊的な力を持っていると言われているのですが、中にはその「感じる能力」を閉じてしまっていることがあるといいます。
子供の頃はいろいろと視えたけど今は視えない、とおっしゃる方もいますし、まったく視えたことがないと感じている方もいるのですが、業界の先輩方は「視えるのがおかしい、というような指摘を受けたり、からかわれたりすることで能力を封印してしまったり、あるいは前世や過去世で視えたことにより大変な思いをしている場合には、もうこんな能力はいらない! と、感じる能力否定派になってしまうことがあるんです」とおっしゃっています。
本当は抜群の能力を持っているはずなのに「あえて出さない」「出したくない」と潜在的に感じているわけですね。
それでもパワースポットの情報が入ってきたり、引き寄せられるように行かざるを得なくなったりしてしまうのは、やはりこの能力をうまく使いなさいよ、ということなのかもしれません。
今はその時じゃない
いわゆる「タイミングではない」というケース。
行こうと誘ってきた本人は、実はパワースポットから「お呼びがかかっている」のですね。
ですが、先ほどのように誘われたから行く、という感じで同行してしまうと、タイミングが合っていないため「あれっ」と感じやすくなるというのです。
何のためにここにきているんだろう? という違和感があったり、何か違うなと感じて帰りたくなる、という方もおられるそう。
パワースポットの「効能」が違う
3人のうち2人がここいいから、といって誘ってきたものの、3人めはピンとこず、逆にこの3人めの方が行きたい、と言って残りの2人を誘っても反応がイマイチ、というご意見があったのですが、調べてみたところ、2人と1人で「合う効能」が違っていた、というレアなケースも。
2人がいいと言ったのは厄除けや開運に関するエリア。
しかし残りの1人がいいと言ったのは覚醒や浄化に関するエリアと、まったく効能が違っていたのだそうです。
つまり「合わない場所」に無理やりつきあわされていたということなのですね。
それぞれに呼ばれる場所には意味があり、必要な効能があるから呼ばれているということ。
簡単にいえば腰痛なのに眼科に行ってしまうようなイメージです。
見ていくと、どうやらパワースポットに行く意味やタイミングが各人でずいぶんと違っていることがうかがえます。
どうもしっくりこないなら、何も感じなくても仕方ないのかもしれません。
自分に必要な何かがあるなら、行った時明らかに他とは違うのだ、と信じて次のタイミングを待ってみましょう。