最近急増中! 職場の人間関係・マウント問題~嫌がらせからどう乗り切る~

職場の人間関係がイヤになり、転職や独立を考える方が増えてきました。
1日の大半を費やす職場環境だからこそ、自分の業務に集中できる環境であればよいのですが、チームプレイとなるとそうもいきません。
話題のハラスメントの一環としてもとらえられる、マウント問題もありますね。
前回は会社がイヤと感じてしまうことについてお話をしました。

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がんばる人が足を引っ張られる!

大変残念なことに、まじめにがんばっている人に対して、嫉妬したりひがんだりする人間がまわりにいると、その人たちが今度は足を引っ張り始めます。

人の幸せを自分のことのように喜べる人がまわりにいればこんな問題は発生しないのですが、自分ががんばっているのに成果が出ないとか、やってもやっても注目されないとか、そういうことが続いて心が狭くなってしまった人は、目標に向けてキラキラ輝いている人間をうとましく思うものです。
がんばっている本人が問題なのではありません。

ひどい例だと上役が自分の部下の作った資料などを自分のものとして発表してしまうなどの「成果の横取り」。
これでは一生懸命やった側はたまりません。
しかも「この素晴らしい内容をキミの名前で発表しても注目などされるはずがない。だからこちらの名義にした」などと注目させてあげました、逆に感謝してほしい的な言い回しで丸め込んでくる公開パワハラなどもあるそう。
さすがにこれでは居づらくなってしまいますよね。

女性に多い「マウント問題」

また最近特に話題になっているのが、主に女性に多いマウント問題。
自分が相手よりも優位に立っている、ということを示すために自慢話をしたり、相手の欠点をあげてきたりという行為のことです。

「うち旅行は海外しか行かないの」
「何その服? 何年前の? 趣味悪いわね」

など、内容は多岐にわたります。
しかも勝手にリーダー面をし始めたり、上から目線で皮肉を言うなど、つきあう側もめんどうだと思っているよう。
どうやら自分の立ち位置を確認するために行っているとの話です。

自分が底辺にいないかどうか?
それが不安なのでしょう。
人を下げて優位に立って何が楽しいのだろうと思いますが、これは自分の自信のなさを隠すための行動でもあるといえます。
なのでなりふりかまっていられないのかもしれません。

いつまで劣悪な環境に耐えるのか?

さてこういった事例をきいた上で、果たしてここに残る価値があるのかどうか?
改めて考えてみてください。

確かにすぐに会社を辞めることで、経済的に困窮してしまう可能性は出てくるかもしれません。
しかし軋轢に耐えかねて耐えかねて、死を選んでしまう人もいるのです。
そう考えると、やはり何よりもご自分を大切にすべきであります。
ご自分を守るために何が最善なのか? をよく考える必要がありますね。

すぐに辞めないまでも、相談できる機関に問い合わせするもよし、転職エージェントに登録するもよし。
こんな形で会社を去るなんて負け犬同然だ、と言った方もいましたが、負け犬などではありません。
ご自身でしっかりけじめをつけて、見切ったのですから。

取替のきかない「ご自身」を優先的に守る!

何度も言っていますが、大切なのはご自身です。
会社の従業員はいくらでも取り替えがきくかもしれません。
でもご自身の替えはきかないのです。
だからこそ最優先で守らなくてはならないということです。

基本的にはこういった問題のある人たちとかかわらないようにするのが一番よいのですが、それができないとなれば、職場を去る決断もいたしかたないでしょう。
ただし自分のせいでこんなことになってしまった、などと決してお考えになりませんように。
あなたは何も悪くないのです。
むしろあなたに居心地の悪さを提供した人たちの方に問題があるのです。

もうトシだから今さら転職なんて、とか、すぐ見つからなかったら食べて行けなくて死ぬかも、などとネガティブなことは考えないことです。
実はそういう考え方が、その先の未来を呼び寄せると言われているのです。
本当にそういうネガティブな未来がきてしまっては大変。

頼れる機関にはしっかり頼って、ご自身の幸せを第一に考えていきましょう
辞めるのは最後の手段になるかもしれませんが、それは同時にあなたを貶めた人たちに対する最大の復讐ともなり得ます。

人生は思ったよりも短いもの。
ご自身を何よりも大切に、よりよい環境の中で生きていくことを考えてください