【占術迷子さん】ダイスはバカにできません

自分がどんな占いをしたらいいのかわからない!
今の占術が合ってないみたいなので違うものに変えたい!

そんな占術に迷うみなさんのためのコラムが「占術迷子さんシリーズ」です。

ダイスというとアストロダイスや、ジオマンシーで偶数か奇数かをはじき出すために使うイメージ、程度しかないのかもしれません。
しかし実は非常に有用なダイスというものが存在するのです。

取り寄せしてでも使う価値があるダイスとは?

日本ではあまり発売されていませんが、可能であるなら海外から取り寄せをしても使う価値があるかな、と思えるものがあります。
それが「タロットダイス」と「ルノルマンダイス」です。

ふだん鑑定にタロットやルノルマンを使われている方はもちろん、これからやろうとしている人にとって、まず持ち運びが非常にしやすいという利点があります。

もちろんダイスの数は多い(タロットダイス: 13コ・ルノルマンダイス: 6コ)のですが、スペース的に非常に小さくてすむので、イベントなどにいろいろ持っていきたいという時に非常に重宝します。

珍しいのでお客さまからも目をひきやすいアイテム!

また持っている人がそもそもそんなに日本ではいないので、お客さまからも非常に珍しがられます。
海外でインディーズ製作されたものですと、カラフルで女性ウケもよいものが多いです。

当然ダイスですので転がすのみでシャッフルをする必要がありません
あえて申し上げるなら、リソマンシーのように両手でダイスを包み込み、軽く混ぜ一気に転がす形になりますが、この点でも時間短縮につながります
短時間で鑑定しなければならない、という方には特におすすめです。
また占い関連の求人に応募した際には実技試験がありますが、時間が決められていることも多いのでこういうものを使うとスピーディーに結果を出せるでしょう。

かわいいけど、ダイスの面が小さくてわかりづらいのでは?

ダイスになっていると絵を描くスペースが限られているため、それぞれのカードのモチーフのみがのっています。
OKタロットなどを使われている方であればなじみやすいのではないでしょうか。

たとえばタロットダイスですと、大アルカナの隠者は持っているカンテラだけが描かれていたり、正義は天秤、節制はななめになっている聖杯が2つなど比較的わかりやすいです。

小アルカナになるとヌーメラルカード(数札)はマルセイユ版タロットのように、各スート+数だけ描かれていますし、宮廷カード(コートカード)においては、スートに人物が描いてあるので安心です。

ルノルマンダイスの場合は、おなじみの36のモチーフがそれぞれの面に描かれています。
欲を言えば、ルノルマンダイスでは人物がひと組ずつしかありませんので、同性の相性などを見たい場合には通常のカードの方がよい、ということになります。

使いやすいけれどデメリットも…

デメリットとしてはなかなか手に入りにくいこと。
日本語説明書のついたタロットダイスが以前アマゾンなどにありましたが、どこも在庫切れになっているそうで、海外のインディーズ作家の方が作られているものを見つけて購入するしか今のところ手立てがありません。
特にルノルマンダイスの場合、ほとんど海外からでないと入手できないとききます。
国内で入手できるものもあるにはありますが相当高価だとか。

またタロットダイスにおいては正逆をとることができません。
無理にとれないこともないですが、横に出たり斜めになったりすることもあり、円形のタロットの場合と同様にこのラインよりこっちに出たら正位置にする、などあらかじめ決めておく必要があるでしょう。

当然のことながら、ダイスの各面に何が描かれているかは固定になりますので、特にタロットダイスを使う場合13コでは多いから、このテーマとこのテーマとこのテーマで3コだけ使う、として任意の3コのダイスを選ぶと、出る絵柄のパターンがある程度決まってしまいます
同じダイスに割り当てられたものは同時に絶対出てこない、ということも頭に入れておく必要があります。

実際の現場での使い方!

対面の場合、袋に入れておいてお客さまに3コ選んでもらい、そのまま出してリーディングしたりももちろんできます。
どうしても13コ使いたい場合、ケルト十字よりも多い展開数になりますので、どんなことを割り当てるかあらかじめシートを作っておいてもよいかもしれません。

1.この問題の過去について
2.この問題の現状について
3.この問題の近未来について(1ヶ月後くらいを想定)
4.この問題に隠されている現在の問題点
5.この問題についての質問者の顕在意識
6.この問題についての質問者の潜在意識(願望的な部分)
7.この問題についての対策
8.この問題についての周囲の状況
9.この問題についての周囲の心情
10.この問題についての協力者の状況
11.この問題についての協力者の心情
12.この問題について今後注意しなければならないこと
13.この問題の最終結果

上記の例の場合「周囲」は協力者がいるいないにかかわらず、あくまでまわりということであり、「協力者」は問題に対し直接味方になってくれる、というニュアンスになるようです。

現状なかなか入手困難なアイテムではありますが、もし入手できましたらぜひ鑑定で使ってみてください。