1年で昼のもっとも短い日「冬至」
ご存知のように冬至は昼の時間が1年でもっとも短い日。
つまり夜の時間帯である「陰」の気のエネルギーがMAXになるとされているのです。
ただ陰の気が強いなどときくと、あまり動かない方がいいようなイメージですね。
冬至の時、太陽は一番低い空を通るとされているのですが、この日を境にして太陽はだんだん高くなっていきます。
そのため太陽の力が戻ってくる = 太陽が生まれ変わる日、といわれているのだそうです。
きけば何と世界各地で冬至の祝祭が行われていたというのですね。
とりわけ古代ローマでは太陽が復活する日などと言われていたそうです。
太陽の力がまた戻ってきて、輝かしい日がまたやってきますように。
そんな願いがこめられていたのでしょう。
西洋占星術では春分が大事!?
一方西洋占星術では春分のあたりを「宇宙元旦」と称して、毎年大きな話題となっていますが、これは占星術的な新年、すなわち12星座の最初の星座であるおひつじ座に太陽が入ることで新しいサイクルが始まると考えられるためです。
冬至はこれからだんだん昼が長くなる、つまり陽の気がアップするターニング・ポイント。
東洋占術でおなじみの「二十四節気」(にじゅうしせっき: 四季や気候などから1年を仕分ける)にも登場するのですから、冬至が重要視されるのもうなずけますね。
さて海外のそういったバックボーンからなのか、冬至は変化の象徴であるという考え方もあります。
太陽が再生する、生まれ変わるという意味合いからきているのでしょう。
そしてわたしたち人間はみんな成長し、また変化をし続け進化していこう、という気持ちを持ち生まれてくるのだとききます。
この再生の流れにのる、流れを信頼することで、エネルギーを活かしていこう、というわけです。
ネガティブが焼きつくされて光に変わる
それとは別に、この流れを使うことでこれまでかかえこんでいた不安やトラウマなどのネガティブなものが「焼きつくされていく」という説もあるそうです。
いらないものを手放す、というのはスピリチュアル的にも大きな意味のあることとして認知されてきていますね。
多くのオラクルカードにも手放しのカードが含まれており、いかに重要であるかがよくわかります。
「太陽が生まれ変わる日」それは喜びのエネルギーにあふれていることでしょう。
昼が長くなる = 光が強くなるということでもあります。
満月の日と同様に不要なものは手放すことに意識を向けましょう。
立ち止まることも大切!
もちろん陰の気が強くなる時ですので、あえて何かをせず穏やかに過ごすのがよい、というお声もあります。
休息期間にあてるのがよいとされ、先ほどネガティブなものは手放しましょうと申し上げましたが、無理したり必死になったりしてまですることではないとのこと。
焦って何かをしようとされるくらいであれば、いったん立ち止まってみてください。
そして自分は本当は何がしたいのか、どういう方向に行きたいのか、しっかり考えてください。
自分の内側に意識を向けるイメージです。
このように見ていくと、満月以外の手放しの時期として最適でありますから、ココロもカラダも不要なものを出していくのがよさそうです。
ただし無理をする必要はありません。
エネルギーが変化するタイミングでもありますので、人によってはその強さについていけないこともあり得るからです。
こんなふうに過ごしてみよう
白湯をゆっくり飲んだり、塩入りのお風呂につかったりするのもおすすめですよ。
体内の毒素も出してすっきりさせましょう。
ついでに部屋の掃除をしたりすれば一石二鳥。
あいたスペースには、これから必要になるものが入ってきます。
スペースをあけていなかったために受け取れないのはもったいないですよね。
可能であればスマホやPC、TVなども控えめにしてください。
今から少しずつ準備を始め、冬至のその日を迎え撃ちませんか。