占いに興味があって、本を読んで勉強している方が昨今増えているようです。
しかし同時に「結局挫折しました」とおっしゃる方も少なくありません。
楽しいと思って買った本なのに、なぜそうなってしまうのでしょうか?
自分に合う本を探す昔ながらの方法とは?
遠い昔の話ですが、ある参考書? の中にこんなくだりがありました。
「立ちテスト」という方法だそうです。
まず任意の一冊を手にとってみます。
どこでもいいのでパッとめくってみて、問題集であればひとつでもふたつでも問題を解いてみます。
参考書であればその説明を読んでみるのです。
自分にとってちょっと考えないと解けないものが多い問題集は、これから取り組んでいくレベルとして合っている、と考えることができます。
スラスラ解けてしまうようでは、もうそのレベルを卒業している、ということなのですね。
参考書であれば、わかりやすいと感じるかどうかで選んでいく、という感じで判定していくとのこと。
占いの本にも同じようなことがいえ、パッと見てみておもしろそう、わかりやすい、と感じるなら買う価値があるということです。
本はネットで買うから、結局自分でやらないと…
ただ昨今、書籍はネットで買うという方も増えてきていて、なかなかこの「立ちテスト」が行えず、有名な先生の書いたものだからとか、口コミがよさそうだとか、そういったことで選んでしまい、実際手にとったら「?????」となってしまってそのまま、というお話もききます。
ある意味独学というのは難しいというイメージがついてきてしまっているかもしれません。
独学のよさは、自分で好きな時に好きなだけできるというところでしょう。
しかしたとえばその解釈がそこそこいい線いっているのかそうでないのか、あるいはまったく的外れなものであるのか。
そういった部分がわかりにくいというデメリットもあるでしょう。
そういう意味では、できることであれば師匠について学ぶことをおすすめします。
何だか敷居が高そうなんですが…
師匠の役割はただ占いの内容を教えることだけではありません。
実際の現場からの声を教えてくれることもあれば、自分が現場に出た後の悩みをきいてもらったり、方向性について指導してくれたりといった「占い師になった後」に、特に大きな役割を果たすのだという意見もあります。
もちろん弟子はとらない、というスタンスの方もおられますが、講座開設している多くの占い師さんが、自分の受講生から「師匠」とされることに、誇りや喜びを感じるとおっしゃっています。
どんな感じで学ぶの?
また師匠について学ぶ時に、いわゆる個人レッスン(プライベートレッスン)にするのか、グループレッスンにするのかによって、費用面なども異なってくるわけですが、可能であればグループレッスンの受講がおすすめです。
一番大きいのが一緒に学ぶ仲間ができる、ということ。
同じ目標の人たちと切磋琢磨することで、ご自身もより成長する機会を持つことができるのです。
もうひとつメリットとしては、たとえば同じカードを見た時に、どこに主眼を置くかがひとりひとり違うので、ああこんな解釈もできるんだなと参考にできるというところ。
色味から解釈したり、人物の顔の向きから解釈したりと、かなり個性が出てきますよ。
本だけの知識ではないものも飛び出す!
星座に関するグループレッスンで「さそり座の特徴は?」というお題に対し、参加メンバーがひとつひとつ特徴をあげていった時に「ゲームが上手い」とおっしゃった方がいたそうです。
そんなことはどこの本にも書いていないよね、とおたずねしたところ、「さそり座の方は興味のあることにのめりこむのでそういう傾向がある」という回答が出たとか。
このように、本を読んだだけでは得られないことも、生の学習の場では飛び出すこともあるので、グループレッスンに参加した方の感想をうかがうと「今日来てよかった」とみなさん楽しそうにしておられます。
自信がないからグループレッスンではない方が…
質問をされると緊張してかたまってしまう、うまく話せないなど、不安のある方は個人レッスンでもいいかもしれませんが、可能であるなら仲間を作りながら一緒に成長していかれてはいかがでしょう。
自分の講座を選んでくれた人に対して、師匠になる側も邪険にはしません。
またちょっとこの講座は自分には合わないかな、と思ったら、似たような内容の他の講座を受けてみるのもひとつのテです。
尊敬できる師匠に出会えたなら、それは人生においても財産となることでしょう。