なぜか「決めたこと」ができない!
占いの仕事がしたい、だから講座も受けたし、勉強会にも参加している、なのに占いの活動をするのに腰が重い…
こんなお悩みをよくおききします。
やる気はあるつもりなのだけれども行動につながらない。
明日からでいいんじゃないかなあと感じる。
何やらダイエットにも通じるような状態になってしまっていますね。
年も明けたし、今年こそは占いをがんばっていく、としっかり決意表明もしたはずなのに、なぜかその最初の一歩が踏み出せずもう夏だ、というのです。
昨日までは講座のテキストを作ってみようとか、1日1回はSNSに今日の1枚を載せるぞ、と意気込んでいたはずなのにどうしてなのでしょう、という具体的なお悩みも出てきています。
これを読みながらそうそう、そういうのあるある! とうなずいている方もおられるかもしれません。
ではなぜこういうことが起こってしまうのでしょうか?
何と脳のしくみの問題だった!
どうやらこの件に関しては「脳のしくみ」の問題であるとのことです。
おエラい学者先生にお話をうかがうと、脳は面倒なことを嫌う性質があり、新しいことを始めようとすると「それって面倒ですよね」とストップをかけてくるのだとか。
「ダイエットは明日から」になりがちであるのも、ダイエットをする = これまでとは違う食生活、大好きな甘いものが食べられなくなる、ということで、新しい変化を嫌っているからだという話です。
何でわざわざそんな面倒なことをするの?
それって大変な話なのでは?
やる必要ってあります?
というブレーキを脳がかけている、ということらしいのです。
新しい踏み出しに「ちょっと待った!! 」
ダイエットもさることながら、何か新しいことを始めるとなると、今まで経験がなかったりすれば、当然さらなる努力が必要となります。
先ほどの例ですと、講座を受けたり勉強会に参加したりというようなところがここに相当します。
ですが、この実際の講座や勉強会の現場においては、自分の目標に向かっての学びにワクワクしていたり、同じ目標を持つ仲間がいたりして、楽しさの方が勝っています。
それでも現場を去ってひとりになってしまうと、何だか急にひとりでできるのだろうか、という不安が出てくるのだといいます。
そういえば勉強会でも、他の人のヒントで何とかカードを読めたような感じだったなとか、あのカードのニュアンスがよくわからなかったので、他のカードの説明でごまかしてしまったとか、自分がイマイチだったところがよみがえってきて、
結局やっても結果出ないんじゃないの?
やらなくていいんじゃないの?
という脳のブレーキに負けてしまうということなのです。
逆にしっかり次につなげられている人も!
一方、人の話をきくとすぐに行動し、結果を出している人もいます。
同じ人間なのだから、脳のしくみも同じはずなのに、なぜこういう人も存在しているのでしょうか?
話をきいてみますと、こういうタイプの方は脳が面倒ですよね、とブレーキをかける前に動くことができているようです。
もはや条件反射のように「いい話をきいた! よしやってみよう」が習慣化しているので、脳が大変だと認識するヒマがないのではないか、と考えられます。
つまりこれを応用すると、勉強会の頻度をあげたりすることで、大変だ面倒だと言っていられなくなる状況を作りあげる、というようなプランが浮かびます。
もちろん参加者の都合もあるので、ひとりだけで日程を決めることはできないでしょうが、仲間がいるというだけで孤軍奮闘せずにすみますし、ハードルも下がります。
ひとりでがんばるのが難しいという方は視野に入れてみてはいかがですか。
他の人の都合なんてきいている時間がもったいない、と感じる方はこのしくみを念頭に入れて「新しいことをやってもまったく大変ではない」ということを心の底から理解することで、面倒がらず続けることができるでしょう。
最初は週に1度のSNS投稿から、慣れてきたら頻度をあげるくらいでやってみてください。
いきなり高いハードルで勝負するのではなく、小さい目標をコツコツと続け、成功体験を増やすのがおすすめですよ。