Q. フリマアプリにピアスを作って占いと一緒に出品しているのですが、ここのところ精麻のアクセサリーというのが人気になっているようで、たまに問い合わせがきます。
何か特別なものなのですか?
人気が急上昇している「精麻」
最近「精麻」を使うWSが非常に元気です。
アクセサリーものからタッセルのような飾り、あるいはミニサイズのほうきのようなものまで、「精麻を使うさまざまなもの」がWSで作られているといいます。
なぜそこまで人気になっているのでしょうか。
そもそも精麻というのは、麻の茎から表皮を除いてさらに靱皮(じんぴ)部分をはがしとったものだといいます。
非常に丈夫な繊維であり、独特のツヤ感があります。
いい精麻は新聞の上にのせると文字が透けてみえるほどだそうです。
特に神道では、麻は神が宿る神聖なる繊維という位置づけになっていて、神官が身につける衣装にも使われているとのことです。
もちろんお祓いの際にも不可欠なもの。
古くはへその緒を縛る糸としても使われてきたといいますから驚きです。
ちなみに日本では栃木県が有数の産地として知られています。
8つもの等級があり、きちんと基準が決められているそうです。
なぜここまでブームになっているのか
さてこのように古くから親しまれている精麻ですが、なぜ最近ブームなのかときいてみますと、どうやら「祓えないものも祓うことができるパワーがあるから」とのこと。
浄化の方法としてよく知られているのが水や塩を使う方法ですが、それでも浄化されているのは表面的な部分だけでしょう。
何と精麻の場合は表面的なものではなく、本質的な清めができるというのです。
それだけではなく精麻は、作る人の心の状態などがととのっていないと、エネルギーが変わってしまうこともある、といわれるほど繊細なもの。
ですのでWSで作る際、作る人の心の乱れなどが影響してしまうこともあるといいます。
そのため会場の浄化はかなりきちんと行われ、教える側も気をつかうことが多いとのことです。
目に見えないいろいろなものに影響されやすい占い業界人なら、ひとつ持っておいてソンはなさそうですね!
精麻伝説? あれこれ
他にも頭や肩、腰が痛い時に精麻を巻きつけたり乗せたりしておくだけで楽になったとか、何となくイヤな感じがするところで精麻を振り回したらすっきりしたとか、いろいろと不思議なことがあるようです。
そのためスピリチュアル好きの方からも支持されているのだそう。
この頭や肩などに乗せたり巻いたりするのは、ひも状になっていないものですが、WSで使われているのは細くなっているものが大半です。
特にネックレスのひも部分などを精麻を使って編んでいく時には、水で湿らせながら、あるいはなでて柔らかくしてからやっていくそうですから、扱いにくくて困る、ということはないようです。
こんなものが作れます
なおWSでは非常に丁寧に教えてくださるということで、初心者でも参加する方が増えています。
中でも年末周辺に行われるお正月飾りのWSが非常に人気で、すぐ枠が埋まってしまうそう。
作ってみたいな、という方は早くからチェックしておくことをおすすめします。
参考までにどんなWSがあるかご紹介していきましょう。
しめ縄飾り
より紐
アクセサリー(ブレスレット・アンクレット)
ホウキ
オンライン対応のものもありますから、ご自身の都合に合わせて参加してみてはいかがでしょうか。
また自分で作るのはどうも…という方は、フリマアプリなどで完成品も販売されています。
ピンときたものがあれば、ぜひお選びになってみてください。