インスピレーションを磨くオラクルカードの使い方~まずはここから~

美しい絵柄や前向きなメッセージで人気のあるオラクルカード。
実際の鑑定現場でも、鑑定のシメの1枚としてオラクルカードがよく使われています。
占い関連の求人で行われる実技試験でも、同様に最後の1枚として使えるようにしておくといいでしょう。

ただ残念ながら付属している冊子ではなかなかうまく使いこなせない、とお考えの方もいらっしゃいます。
実はインスピレーションを磨くのにとても役立つのです。
これから占い師の仕事をしてみたい、とお考えならぜひチャレンジを。

オラクルカードって何?

「オラクル」とは神託という意味で、神さまをはじめとする「高次元の存在」からのお告げを受け取る、という意味あいがあります。
絵柄も聖獣や天使、妖精などがモチーフとして使われていて、やさしい色合いやメッセージが特徴的です。

タロットカードが怖いとおっしゃる方は多いですが、オラクルカードが怖いという方はほとんどいません。
どちらかというと「見ているだけで癒やされる」「優しい気持ちになれる」と感じる方が多い印象です。
最初にオラクルカードをお求めになる時も、パッと見て「あ、これ素敵」「何かかわいい」というような直感でお選びになるのがよいですね。

お気に入りのカードって?

特にオラクルカードは1枚が少し大きめですので、ゆったり絵柄をながめるにはおすすめです。
お気に入りのカードをクリアファイルに入れてお持ちになる方もいらっしゃいます。
ところで「お気に入りのカード」とはどんなものなのでしょうか?

好みの色味なので心ひかれた
下に書いてあるメッセージについて冊子を見たら、背中を押してもらえた
カードに描かれているモチーフが自分を見守ってくれているよう

こういった意見が見られます。
またタロットなどのように正位置・逆位置の区別がなくわかりやすいとか、こういうふうにしないといけない、という使い方の決まりがなくて初心者でも使いやすい、という方もおられるようです。
しかしながら一部の方からは、決まりがないだけにどう使っていいかわからずにしまったままになっている、というご指摘も…
実にもったいないお話。

こんなところから見ていくとよさそう

せっかく大いなる神からのご神託、ということなのですから、カード全体を見ていろいろと深く受け取れたらいいですよね。
先ほど色味に心ひかれたというご意見がありましたが、ご自身のお好きな色がどんな意味があるのか調べてみて、メッセージと合わせてみるというのもひとつの方法です。

心ひかれる色というのは、ご自分の潜在意識が欲している色と考えることもできます。
今はこういう気持ちなので、こんな色に包まれたいな、というニュアンスでしょうか。
たとえば誠実でまじめでありたい、とお考えの方は青系のものを選びやすいのだそうです。
ですのでよく青系のカードにひかれていくとおっしゃる方は、誠実でいたいというお気持ちがベースにありますから、書かれているメッセージも誠実に受け止めようとされるでしょう。

このようにまずは色から入ってみるとわかりやすいかもしれません。
この色はこんなイメージ、というところから連想ゲームのようにふくらませていくのです。

赤は情熱的→前向きになっている→モチベーションが高い→何でもできそうな気がする
緑はおだやか→落ち着いている→ほっとひと息つく→ゆったりしてもOK

次回はさらに発展した使い方について考えてゆきます。