お客さまにも人気のパワーストーン!
お客さまのお悩みに合わせ、必要なパワーストーンについてアドバイスを求められることもあるかもしれません。
単体で持つ場合だけでなく、ブレスレットとして複数の石を組み合わせる必要がある場合、どんな組み合わせがよいのか考えてみましょう。
多くの場合、恋愛にからむご相談が多いのではないかと思います。
ひとくちに「恋愛」といってもさまざまなシチュエーションが考えられますね。
出会いを求めたい! 片想い中!
たとえばこれから出会いを求めたい、というお客さまの場合には、異性の気を惹く効果のあるものがよいでしょう。
特に女性としての魅力をアップさせる、それにより異性の目にとまりやすい、という方向に向けて提案しやすいのはローズクォーツやインカローズなど。
ただどちらかというとローズクォーツが愛くるしい、かわいい雰囲気であるのに対し、インカローズはやや官能的なニュアンスも含むとされますので、年齢層により提案をわけたりしてもよいかもしれません。
また片想いの方向け、という面で見た場合、やはり先のインカローズは人気の石となっており、幅広く恋愛面でのサポートを期待するなら、インカローズを第一候補にしてもよいでしょう。
ブレスレットとして組み合わせるとするなら、ローズクォーツの他、ストロベリークォーツなども人気になっていますが、その色ゆえに人気が加熱気味で手に入りにくいこともあるようです。
なおすべてピンク系のストーンですので、色合わせがしやすいというメリットも。
やや値がはってしまいますが、ムーンストーンやピンクトルマリンなどもこのジャンルでは人気になっています。
女性向けのブレスレットであれば、4ミリ・6ミリ・8ミリの組み合わせが多いので、小さい4ミリの石をサイズ調整も兼ねて使用するとうまくまとまるでしょう。
ダメ男を撃退したい!
一方ダメな男とばかり知り合うので、いいかげん誠実なお相手と知り合いたい、という方もいらっしゃいます。
誠実な出会い、といえばアメジスト。
紫にはもともと宗教的な意味あいや霊的なニュアンスがあり、また聖徳太子でおなじみの冠位十二階において、紫はもっとも位の高いカラーであり、能力や手柄がなければつけることが許されなかったほど。
古代エジプトではアメジストを護符として使用していたという歴史があります。
そういった背景からなのか、選ばれた人やきちっとした人との出会い、真実の愛を示唆するパワーストーンとして人気があります。
また異性を見る目も養うと言われていますので、ダメ男さんにさんざん泣かされてきたという方はお守りにされてもいいかもしれません。
また魔除けとしても利用されていて、アメジストで結界を張ることで外部からのよけいなエネルギーの影響を受けなくなったり、浄化が促されたりという効果もあるのだそう。
ブレスレットの場合、アメジストのみのものもありますが、ローズクォーツ、水晶との組み合わせが人気になっています。
水晶はそもそも万能選手であるため、どのパワーストーンと組み合わせてもよいのですが、メインの石をどれにするかで雰囲気がガラリと変わります。
結婚を視野に入れたい!
そろそろ結婚を、とお考えの方にはアクアマリンやモルガナイトがおすすめ。
いずれもベリル(緑柱石)というグループの石なのですが、微量な金属元素が取り込まれると色が変わってしまう性質があるのです。
この中で緑のもの(ただしクロム由来)だけがエメラルドと呼ばれ、それ以外のものは色によって名前が違います。
クロム由来でない緑のものは「グリーンベリル」とされていて、エメラルドとは区別されているので注意が必要です。
アクアマリンは水色、モルガナイトは淡いピンクでいずれも人気の高いストーンです。
最近ではミックスベリルブレスレットと呼ばれる、まるでキャンディが並んでいるかのようなカラフルでかわいいブレスレットが人気になっています。
ベリルのいろいろなカラーが楽しめるところも一因なのでしょう。
気になる方はアクアマリンとモルガナイトだけはずして、新たにブレスレットを組んだりもするようです。
特にこのふたつをセットにすると、精神的な安定感をアップし、結婚に発展させると言われているので、比較的ブレスレットの価格が高価になりがちだそう。
しかしなかなか結婚にいたらず足踏みをしている、これから結婚に向かってがんばっていこうと考えるカップルさんの強力な後押しにはなりそうです。
また他に結婚運アップに向いているといわれているのがムーンストーンやマザーオブパール。
ブレスレットで組み合わせる時に使ってみるとやさしい雰囲気になりますね。
復縁を叶えたい!
疎遠になった方と再会したい、昔おつきあいしていた人とやり直したい、というお悩みも多いです。
そういった方にはまずはラブラドライト。
古くから疎遠になった人と再会できるという伝説があるのだそうです。
長年の夢をかなえるという意味もあるのだそうで、神秘的に青白く光るストーンに魅了される方も多いようです。
また先ほど登場したピンクのモルガナイトも恋愛トラブルによい石とされていて、三角関係に悩む方に人気があります。
心の傷を癒やす効果があるところもよいのかもしれません。
ちなみにピンクオパールも、停滞した現状を変化させる効果があるということで、復縁ジャンルにおいては人気だそう。
また遠距離恋愛から復縁を目指す方にはブルームーンストーンも支持されています。
ラブラドライトが入ると少し地味な感じがいたしますが、効果を優先させるのであれば、大きめのラブラドライトをセンターに、その他をピンク系の石でまとめてみてはいかがでしょう。
男性向けにはどうする?
ちなみに男性向けの恋愛系パワーストーンというお悩みがきた場合、やはりピンク系の石ではかわいらしすぎますよね。
そういった方には落ち着いたガーネットやラピスラズリなどがおすすめ。
もちろんアメジストも男女問わず人気がありますので、ご一緒に提案されてもよいかもしれません。
ガーネットは信頼関係をあげる働きがあり、ラピスラズリは昔から幸運を司る石として珍重されてきた歴史があります。
またトルマリンも電気石という名に由来してなのか、ふさわしい異性を惹きつける働きがあると言われているのだそう。
鑑定の場でもお客さまからきかれることが多い!
いずれも鑑定の現場で多いお悩みですので、お守り代わりに提案してみるもよし、プレゼント企画などで組み合わせたブレスレットをご紹介してみるもよし、いろいろと組み合わせを試してみるとよいかもしれません。
また当然のことながら、パワーストーンはただ持っているだけでは何の意味もありません。
その願いを叶えるためのあくまで補助的な役割であることをお忘れなく。
願いのために自ら邁進する方にこそ、力を貸してもらえるのだということを念頭におき正しく使っていきましょう。