占い業界・転職のノウハウ 8~自分を売り込むには~

占い業界にすすみたい!
趣味の領域からプロを目指したい!
そんな思いを持つ方に、占い業界にすすむために何が必要なのか解説いたします。

前回までの内容はコチラです。

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もっとも重要な質問とは?

前回は具体的な質問例をご紹介し、想定問答集を作っておくのがおすすめである、とお話をいたしました。
想定問答集を作っていく上で、もうひとつ重要な質問があります。

当社に対し、何かきいておきたいことはありますか?

一見シンプルでいて、なかなか考えさせられる質問ですね。
ちなみに一般的な企業でも、この質問はよく出てくるのだといいます。
もちろん「特にありません」などと答えることのないように気をつけましょう
うちの会社には興味がないのかな、と思われかねないからです。

どんなささいなことでもいいので、必ず何かおたずねするようにしましょう。
たとえば報酬は基本的に銀行振込となりますので、指定の銀行はあるのか振込の際の手数料についてはどうなっているのか、ということをきいてみてもOK。
銀行によって手数料が変わる、という業者もありますし、銀行にかかわらず振込手数料は当社持ちです、という業者もあるのです。
特に毎月のこととなると、手数料もけっこうな額になりますから、応募者側が負担する時には注意が必要。

「リピート」は原則NG!

ただし一度説明があったことを、確認などと称してもう一度きくことは避けましょう
注意力が散漫だと思われますし、人の話をきいていないのか、と評価が下がる可能性が出てきてしまいます。

仮に一度説明があったことにふれる場合には、さらに一段掘り下げた内容になるようなたずね方をしてください。
「先ほど分給は50円スタートとおききしましたが、この金額は1年ごとの更新ですか? 」
というような具合です。

あまり報酬・待遇については先方にきかない方がよいとされています(一般企業でも金目的なのか、ということで評価が下がりやすいそう)が、より掘り下げた内容であれば問題ないようです。

何をきいたらいいかわからない、と悩む前に…

一番よいのは、各業者のホームページなどをしっかりと見て、他にはない特色を見つけておいたり、その業者で人気になっている鑑定士の特徴や共通点について、あるいはこれから占い関連業界に入る人間に期待していることがあるかなどを逆にきくことです。

もちろんただ聞かれたことにだけ答えればよいというものではなく、この場はいわば占い業界に「ご自身を売り込む」時間にもなるものです。
一般企業と同様に、占い業界でも熱意のある人や、今後自社で戦力となりうる能力のある人が求められているのです。

ご存知のように、コロナ問題の影響により占い師になろうとする人が以前より増えており、その中から勝ち上がっていかなくてはなりません。
「競合銘柄」に負けないような対策が必要となります。

自分の強みや弱みがわかっているか?

そのためには自分のよさ、強み、弱みについてもご自身でしっかりおさえているかどうかが大切なポイントになります。
どんな人間にも長所・短所があるものですが、その中で業界にとってプラスになるところ、マイナスになるところもきちんと洗い出しておきましょう。

自分にはこんな長所があります、とダラダラ述べるのではなく、先方が何を占い師に求めているのかなどを「リサーチ」した上で、そこにマッチしたものをパッと出す必要があるということ。
たとえば先方が月間待機60時間を最低求めているのであれば、その時間をうまくやりくりできる器用さを持っている、というような感じですね。

一見するとどんな人を求めているのかわからないと感じるかもしれませんが、その業者のサイトをよく見たり、応募要項、実際に活動している鑑定士のページなどにヒントが隠れているものです。
そこから「こんなタイプの人材が求められているのではないか」「こういう点を持っていれば勝負できそう」といった予測がつくことでしょう。
そこから自分のアピールポイントをしっかりまとめておいてください。